安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ジャコウアゲハ、チョウゲンボウ、ネズミモチの花

今朝はカルガモ親子には会いませんでした。
もう安威川に入ったのかなあ?



ボロボロになったジャコウアゲハが、カワヤナギに止まってジッとしていました。
たくさん卵を産んで、もうすぐ★になるのかも・・・ですね ಥ_ಥ




茨木土木事務所に、ウマノスズクサを刈らないでほしいと電話したのは先週の金曜日です。
内部で検討して返答します、ということでした。返事はないのですが、今朝はまだ草刈はされていませんでした。
この水門の横10m位の間にウマノスズクサが生えています。





今朝もジャコウアゲハが何匹か、草の中に入ったり出たりして、ヒラヒラと飛んでいました。前見た時は葉っぱに卵が産みつけられていましたから、次々に産んでいるのではないかと思うのです。葉っぱがあれば卵から孵った幼虫が食事できます。



私たちのすぐそばに飛んで来たのがいて、夫が「草、残してくれてありがとう言いに来たんや」と言ってましたが、残すというお返事があったわけではないので、まだわかりませんが。雨で遅くなっているだけかも知れないし。





そしてチョウゲンボウです。
相変わらずの拙い写真ですが、こんな感じというのがわかれば。


土手からの方が目線が高くなるので、河川敷から見上げるよりは多少良く見えるのですが、橋桁が邪魔になって左端の方がどうしても隠れるのです。
それで夫が柵を超えて、橋桁の前に出ようと、下から積んであるブロックの上の所に行って撮りました。


巣に4羽並んでいるのが撮れました。
親と3羽のヒナだと思います。右から2番目が大きいので親でしょう。




これは橋桁が邪魔で右端が入っていない方の写真。
もう少しズームして撮ったもの。
これで見るとほとんど親と同じに見えます。





この後、私たちが帰りかけると、ケッ、ケッ、ケッだかキャ、キャ、キャだかけたたましく鳴く声が聞こえて、戻ってみると親が飛び立ったのでした。
「母ちゃん、母ちゃん、行ってらっしゃい!」
「母ちゃん、母ちゃん、たくさん餌捕って来てね!」
とか何とかみんなで言っているのでしょうか?
姿は大人っぽくなってきていますが、声はまだ幼い子どもの声でした。



土手では今ネズミモチの花が咲き始めています。
以前ネズミモチのことを書いたことがありますが、環境センターの所から鶴野の土手に植えられているのはトウネズミモチです。果実がネズミの糞を連想させて、モチノキに似ているからついた名前(ウイキペディア)だそうで、これもかわいそうな名前の付き方に入るかもです。果実を干したものは女貞子(ジョテイシ)という生薬で強壮剤にするのだそうです。


小さい花ですが、清楚な感じです。実でなくて花から連想して名前つけてもらいたかったでしょうね。



筒状漏斗形の花で、先がくるっとそっくり返っています。雄しべが2本飛び出して、真ん中に雌しべの花柱があるのがわかります。2~3mmかなあ。ほんと小さいけどかわいらしい花です。