再びの「セイタカアワダチソウ復活」
今朝は霧で、摂津でひとつだけある38階建てのタワマンの上部が消えていました。
川にも川霧が出ていました。
前に『セイタカアワダチソウ復活』というのを書きました。
今日久しぶりに合流点から安威川下流の土手を歩いて実感しました。合流点から上流の私が歩く間の安威川にはまだ今の所見かけないのですが、下流にはまだ大きくはないもののあちこちにありました。去年はなかった風景です。
昨日も大正川の土手道の脇に生えていたのでアップで撮りました。
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)はキク科アキノキリンソウ属ですが、花は3~4mmの小さな花なので、キク科と言われてもキクには見えないのですが、今回拡大してみたら
「へえー、こんな花なん?」と驚いてしまいました。「キク科や!」
セイタカアワダチソウがこのところ見かけなくなっていたのは、この草が花粉症の原因になると言われたりしましたが、それは濡れ衣で、花粉はほとんど飛ばさない虫媒花なのだそうです。
一時期大群落をつくり、日本中の秋を席巻していた理由がわかりました。
セイタカアワダチソウにはシス・デヒドロマトリカリエステルというものを分泌する性質があって、「アレロパシー作用」というものをもつのだそうです。これは周囲の植物の成長や種子の発芽を阻害する作用で、自らの生育地へ他の植物種の侵入を妨げ、自主群落を拡大させるという生態的仕組みなんだそうな。
そうかそれであの大群落をつくっていたのか!
ところがこのアレロパシーは一定の濃度に達するとセイタカアワダチソウ自身の生育をも阻害してしまう んだって。
自分の作用で自滅してしまう・・・ということなんですね。
納得!!
何でだろう? 何でだろう? って思ってたんですよね。ずっと。
あんなに繁茂していたのに急にいなくなっちゃって。
どうしたんだろう? って。
そういうことだったんですねー。
それで何年か経って、アレロパシー作用が消えて、また登場してきたという訳なんですね。
おもしろ~い・・・です。
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