安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

蘇る水

今朝は冷え込んで、ガランド橋は霜が降りていて、ちょっと滑る感じでした。河川敷の草も白くなっていました。


カワセミやホシゴイがいるのはどんな場所か? というとこんな場所です。


これはガランド橋の上から下流を見たところ。
下は境川。この先で大正川と合流します。
境川と大正川の間の三角の所が公園になっています。水が流れ落ちていますが、これは下水処理水です。「蘇る水100選」というのになっていて、水路を通って池を通ってここにきています。


ガランド橋から上流を見たところ。
向こうに見える堰までしか普段は水がありません。その先は水のない川(水路)です。
左に見えているのは38階建てのタワーマンション。


こんなところにカワセミが来るのです。
よく橋の上から橋の下を飛んで行ったり来たりするカワセミを見ます。
先日撮ったのは上の写真の流れが細くなっている辺りの右側の木です。
私たちは大正川を戻ってきて、写真の左側から境川の対岸にいるカワセミを見ています。
ホシゴイがいたのもほぼ同じ場所です。親子のヌートリアを見たのもこの辺りです。


処理水が絶え間なく勢いよく流れ込んでいるせいか、下流の水は割と透き通っています。


ヒドリガモ、サギ類、バン、コガモ、カルガモ、マガモなどが境川にも入ってきます。
大体何かいるんですが、今朝はいなかったですねえ。



橋の横にこんな碑が立っています。


「蘇る水10選」ってなんやねん、というので国土交通省のHPで調べました。


『平成12年は、明治33年に近代下水道制度の基礎である旧下水道法が施行されてから100年であることから、「近代下水道制度100年記念行事」を行いました。記念行事の一環として、下水道が水環境の保全回復に果たしている事例を募集し、「甦る水 100選」として表彰することにより、それらを広く紹介し、下水道整備に当たっての地方公共団体の創意工夫、努力の参考に供するとともに、改めて下水道整備の必要性について国民の理解を深めることを目的として実施され、平成12年9月27日に建設省(現国土交通省)共用大会議室で受賞団体に表彰されました。』


「処理水の送水等により水環境を保全し又は回復させた部門」で
摂津市は「処理水がはぐくむ水と人のコミュニケーション」という名称で受賞したということでした。
「何だろう」と思うことはあっても、あんまりちゃんとみたことなかったんですが、そういうことだたんですね。


<おまけ>
明日は冬至。今日近所の友人が柚子風呂用におうちの庭の柚子を持ってきてくれました。
我が家では寒くなって来た10日ほど前から「ヨモギ湯」に入っています。
寒くなって石油ストーブをつけるようになると、大きなやかんで袋に入れた干したヨモギの葉を煮出して、煮出し汁を袋ごとお風呂に入れます。茶色のお湯です。
私はこの煮出している時の匂いも好きです。ヨモギ湯はほんとに温まります。


ヨモギは、草餅にするのとは違って、大きくなってから水みらいセンターの土手とかから採って来て、洗ってベランダで干して保存しておきます。


随分前に、丹後半島にある障害者作業所「夢織りの郷」の見学に行ったとき、そこでメンバーの皆さんが採集して製品にして販売していてたので買って帰ったのです。
お風呂に入れてみるとこれがとても良くて、この頃自分たちで作るようになったというわけです。