安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ヤナギタデ 蓼酢になるんだって

昨日、ハキダメギクを撮って、その後横にあった黄色い花を撮りました。




これはイヌガラシ(犬芥子)なのですが、パソコンに取り込んだ時に、上の写真の下の方に穂になった花が写っているのに気が付きました。
これ、何だろう? イヌタデに似てるけど、花の付き方がそれにしてはまばらだし、明日もう一回ちゃんと見てみようと思いました。


今日、帰りがけにじっくりみて写真を撮りました。
穂がすごく垂れ下がっています。
オオイヌタデも垂れ下がりますが。花の付き方が全く違います。
何だろう?






「イヌタデに似た仲間」で調べました。


『松江の花図鑑』に出ていたのは、イヌタデ、ハナタデ、サクラタデ、シロバナサクラタデ、ヤナギタデ、ボントクダテ、ハルタデ、オオイヌタデ、サナエタデ、オオケタデ、アオヒメタデ
こんなに出ていました。


このなかで、「花序は垂れる」と書いてあるのが4つあって、そのうちオオイヌタデはわかるので、あとの3つから選ぶのに、花の色で省いて行くとヤナギタデが残りました。ヤナギタデは葉に辛みがある、とあります。噛んでみました。辛い! しばらく舌の先に辛みがツンと残るぐらい辛かったです。
ヤナギタデに決まりです。


ウイキペディアの「人間との関わり」という所に「蓼食う虫も好き好き」の語源である辛みのある葉が、薬味として利用される。刺身のつまにしたりするほか、すり潰して酢に混ぜることでアユ等の魚の塩焼きに使用する蓼酢となる」と書いてありました。


へー、そうなの。蓼酢の蓼なのね。



こんな風に、今まで知らなかった花が見つかって、いろいろ調べて名前がわかるまでの過程がとても楽しいです。「私にとっての新種発見!」という感じです。



家に帰ってドアを開けかけると、玄関のドアの横の壁に蝶が止まっているのに気が付きました。赤味が強いです。この間から時々いるのを見る蝶です。



アカタテハですね


少し前にはこんなんもいました。
庭仕事するときにはめるゴム手袋に止まっていました。
うスズメガの仲間でホバリングしながら蜜を吸うということです。
「よういるやんか」と夫は言うのですが、私はホバリングして蜜を吸いに家に来るのは
ハナマルバチと思い込んでいて、気が付いていません。