安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ビックリ!コセンダングサに花びら?

今朝初めて見た花です。



壊れた橋の先の階段を昇りかけてふと見ると「あれ? コセンダングサに花びら付いてる」
「なんで?」
しゅうへんコセンダングサ数株生えているんですけど、1株だけ花弁が付いています。
え? 突然変異?
と思いましたが、帰ってから調べてみると、『松江の花図鑑』に、コシロノセンダングサ(小白の栴檀草)、別名シロバナセンダングサ、シロノセンダングサとありました。


コセンダングサの変種で、世界の熱帯から暖帯の原産。幕末に渡来したと言われていて、近年暖地を中心に急激に増えているそうなんです。熱帯、暖帯の花だというのに、国立環境研究所のHPにある分布地図で見ると、中部地方まで分布しています。


これも温暖化のせいなんでしょうか?



お花つながりで、次はこれ。



こんな実がついています。
熟すと黒くなるということですが、河川敷は黒くなるまでに刈るので、黒くなった実はみたことありません。(茨木市区域の安威川はもう刈りました)



イヌホウズキ。ウイキペディアには「ナズ科ナズ属の植物。バカナスとも呼ばれ、ホウズキやナスに似ているが役に立たないことから名づけられた」と書いてあります。
ほんっとに、植物の名前って、「失礼しちゃうわ!」っていう名前が多いです(╬▔皿▔)╯


その失礼な名前のをもうひとつ(これは平和公園の下の川岸で今朝撮りました)



ハキダメギク(掃溜菊)です。
小さいけど(5mmくらいかな?)、桜の花びらみたいでこんなに可愛いのに!
何と名付け親は、あの牧野富太郎なんですって。世田谷の掃き溜めで発見したからだって。
牧野先生もいっぱい新種を発見しているから、ゆっくりいい名前を考えるのもめんどくさかったのかも。掃き溜めで見つかった、よし、こりゃハキダメギクや、ってな調子なんですかね ^_~