安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ミゾコウジュ

な、な、な、何と、準絶滅危惧種が!
これまで紹介してきたように、ほぼ帰化植物の王国のような大正川にいたのです。


これです。



平和公園の下の河川敷の草むらの中に、見たことのない植物が生えていました。1株だけ。


例によってスマホに聞きました。
ミゾコウジュ(溝香薷)と出ました。


帰ってから調べました。
アオギリ属シソ科でサルビアの仲間。河川敷や田んぼの畔や湿った草地に生える越年草とあります。初めて見ました。香薷っていうのはこの仲間の中国名だということです。漢方の
香薷は解熱剤だそうです。


環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種です。


明日通るとき「よくぞよくぞ頑張って生きてるねえ、頑張ってね」と声掛けしてやりたい気持ちです。
でもここももうすぐ刈られてしまうのだと思います。堤防から順に刈りつつありますから。
あ~あです。根っこが残ってまた出てきたらいいけど。タネは・・・まだかなあ。



<アメリカフウロ>


変わって、これはアメリカフウロ(亜米利加風露)。名前の通り北アメリカ原産で昭和初期に渡来して全国に帰化したそうです。
咲き終わってタネを付けてきている所。


朝はポツポツしか咲いていないので、たくさん咲いている所を撮らなくては、と思っているうちにこんな姿になっていました。これも昼にたくさん咲くのかあ?
安威川には群生していて、背比べで大きく育っています。



1個咲いているのがありました。
直径5㎜くらいかな? 薄いピンクで目立たない花です。フウロソウ属だからゲンノショウコの仲間ですね。ゲンノショウコは下痢止めで有名ですよね。



これは7日に撮った分。オートでなくて、露出を少し下げて撮りました。



<カラスのこと>
電線にはいず、巣の中も姿はみえていませんでした。潜って卵をだいているのかな?


「ねえ、カラスって巣の下通る人攻撃するって言うやん。ヒナが生まれたら私ら攻撃されへんかなあ」
「せえへんわ。あんな高いんやから」
「そうかなあ。毎日毎日あいつらこっち見てるけど、って認識してるんやない?」
「それはそうかもな」


<ノビルの花>
まだ咲いていません。


<亀>
ミシシッピアカミミガメ。
合流点。よく亀が甲羅干ししている石の上にいました。この春は初めて見ました。
の~んびり。




今朝はすごくいい天気で、太陽もしっかり照っていて、
この頃壊れた橋から放水口までの300m位ドタドタと走っているんですけど、
汗かきました。もう夏ですねえ。