安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ヒトツバタゴ

2日間、雨でウオーキングはお休み。


ずうっとなかなか読み切れなかった『私たちが食べる動物の命と心』(バーバラ・J・キング著・須部宗生翻訳)帯に「私たちは”誰”を食べているのか? 食品と呼ばれる動物の「個性」を見る」とある本をやっと読み終えました。翻訳者が小学校1・2年の同級生ということが縁で買った本です。


著者はそこまで要求しているというわけではありませんが、最終的に完全採食主義者になるしかないのか?と思ってしまう本だと思いました。


昆虫から始まりクモ・タコ・魚・ニワトリ・ヤギ・ウシ・ブタ・チンパンジーまでその知性・感情・個性・思考について書いています。それを知ったら食べることができますか?と言っている?ように思います。犬とか猫とかを食べるか?と考えるとわかりやすいと思いました。


犬は結構広範に食用にしている国はあるといいますが、少し前にベトナムでペットとして犬を飼う人が増えて「食べるのはやめよう」という運動がある(うろ覚えですが)とニュースでありました。


食用にしているブタ・ウシ・ニワトリなどはとても劣悪な環境で育てられていて動物福祉に反している。ブタをペットにした人はもうベーコンも食べられなくなったというエピソードも出てきます。


著者はサルや大型類人猿を研究する自然人類学者で人間と動物を結ぶ情緒的関係についての研究は高い評価を受けている研究者とあります。



さて今朝は最初河川敷を歩きましたが、水たまりばかりなので途中から堤防に上がり放水口まで行きラジオ体操して帰って来ました。
帰り道大正川左岸の鶴野の土手でこんなん見つけました。


  


細い葉っぱが下にあって茎が10~15cm伸びた先にこの赤紫の物が付いているのです。
スマホでも撮ってグーグルフォトに聞いてみたら「ホシクサ」と出たので、そこから調べてみたのですが、よくはわかりません。もしそうならここから花が咲くみたいなんですが、これは初めて見ました。土手はたまにしか歩かないので。見守りたいと思います。



市役所の裏でドンドン橋を渡って右岸に出てぼうろう橋を過ぎた所で白い花が咲いているのです。これも今まで気が付きませんでした。多分この季節にここを通ることがなかったのでしょう。かなり大きな木が2本あって、真っ白な花をいっぱいつけていますから気が付かないはずがありませんから。


これです。奥にもっと大きいのがありました。



雨に打たれて下向いてます。



枯れかけた花弁がないきれいな所を下から撮りました。細い4枚の花弁が美しいです。



これもわからないのでグーグルフォトに聞いたら『ヒトツバタゴ』と出てきました。
これはそれで間違いなさそうです。『なんじゃもんじゃ』と呼ぶ木はいろいろあるとのことですが、これもそのひとつとありました。大木になるようです。
自生地は愛知県犬山市、対馬列島、岐阜県と長野県の境にしかないと書いてありましたからどなたかが植えたのだと思います。


私は花言葉はあんまり関心ないのですが、これは「清廉」だそうで、そういう花言葉をつくりたくなるような清楚な感じではありました😄