安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

スイバ(酸葉)のこと

スイバのことです。ずうっとずうっとどうしたらわかるのか? と気になっていました。
雌雄異株と書いてあるのですが、その見分け方がわかりません。
色々調べても、雌花はこれ、雄花はこれというのは出てくるのですが、とても小さな小さな花なので、一目ではわかりません。色とか葉の形の違いは書いてないのです。


今日やっと雄株に遭遇しました。
写真を撮ってみて拡大してみると、「これ雄花やわ!」


以下スイバ(酸葉)の雌雄の比較です。


雌株


穂に近づいて撮ると



拡大してみると、



『松江の花図鑑』によると、「花は直径約2mm。3個の柱頭があり、柱頭は糸状になる」
とあります。花弁がなくて雌しべが露出して糸状になっている、ということかな?
よくわからないけど、3個ずつあるような気がする・・・。


これは4月10日に撮った写真で、スイバを撮ったのは初めてでした。昔からあるし(子どもの頃は噛むと酸っぱいからか、スイスイと呼んでた記憶がある。スカンポとも言うと書いてある。イタドリもスカンポって言うし、ややこしい)ブツブツした穂にしか見えないし、撮ろうと思わなかったんですね。でも、どんな花がついているのかと今年は興味を持って撮ってみたら、何だか変わっていてきれい。


それで『花と葉で見わける野草』を見ると雌雄異株ってかいてあるから、それからどれが雄株なんだろうと気になって仕方なかったというわけです。



今朝撮った雄株。穂の見かけがちょっと違うと思って撮りました。(雌株の多くは下に載せましたが団扇みたいな実が付いているのにこれはついていないなと思って)



近付いて撮ると



拡大すると



雄蕊が付いているのともう落ちてるのがあるような。


そして、雌株は今頃はこうなっています。



団扇みたいな実になっています。



ずっとひっかっていたことが解決して、これですーっとしました。


若葉、若茎は食用になるということで、来年はおひたしで食べてみようかな。
フランス料理に使われるそうですよ。