安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ケリが撮れた&ナンジャモンジャとオニグルミ

今日は寒かった。昨日もだけど、今日の方が冷えた。
朝のウオーキングの時は冷たい風もあって、厚手の上着でも寒いくらいだった。


いつもは下を向いて花や虫を捜しているけど、今日は目より上の話。



ひとつめ。


ケリがいました。


「水みらいセンター」の中で子育てする話は何年か前に書きました。カラスも追いかけて追っ払うという話。
毎年、そのあたりは「ケリ、ケリ」と鳴いてケリが飛びます。


飛んで来たケリが土手のコンクリート壁の上に止まりました。


チャンス!
撮りました。



「カラシナの陰になっとる。もうちょっと前に行こ。」
そおっと前に進みました。



もうちょっと近づけるかな?



大丈夫や。
もうちょっと。



飛んだ!



こんな近くで遭遇したのは初めてでした。


ふたつめ。


ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)が咲いています。


朝ドラで牧野富太郎をモデルにした「らんまん」をやっているからでしょう。YouTubeで
「牧野富太郎自伝」の朗読をやっていました。夕食を作りながら聞いていると、ナンジャモンジャを採りに行った話が出てきました。仲良しの植物仲間の何とか君と、夜中練兵場に取りに行ったという話でした。誰にもみつからずに採ってきたということでした。




みっつめ。


合流点から二つ目にある水門の所。
穂が垂れ下がっている木があります。
毎日のように、何年も見ている木です。



1mm位の小さい小さい白い花が咲いています。
写真で見たら、下の方にカミナリハムシみたいな光っている虫がいました。


見慣れていて、見過ごしていた木ですが、夫が「上の方に赤いものがある」と言ってそれを採りました。



えーっ、気がつかんかった。
初めて気がつきました。
こんな感じに咲いています。



上にあるのが雌花やねんな、と私が言うと、夫が「理屈に合わん」と言います。上に雌花があったら花粉が行かへんと言うのです。「風媒花はなくて虫媒花なんやろからええねん、別に」と私が言って、後で調べると、オニグルミでした。


栗も穂状の白い臭い花をつけます。(能勢でよく見ました)
あんな穂になった花から何で丸い栗の実が出来るのかなあと長年疑問に思っていました。
こういうことだったのね栗もと思いました。


虫に目立つ色なんだろうか? 何だか木に不似合いな赤い花です。


小さいけど実は食べられるということなので、楽しみに秋を待ちます。山の中だとリスとかの餌になると書いてありました。


こんな街中の河川敷にどうやってきたのかなあ。上流の山の方から運ばれてきたのかな。