安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

キツネの話 3種類のエノコログサ コセンダングサ

昨日、いつもラジオ体操をしている頃に出会うタカおじさん(最初に挨拶するようになった頃、タカがいると教えてくれた人なので、私たちは密かに「タカおじさん」と呼ぶようになりました)が、「今キツネ通ったやろ」と言うのです。


以前「水みらいセンター」にキツネが住んでいると教えてくれたタカおじさん。たまに土手に上がってセンターの中を見ながら歩くのですが、まだ見たことはありません。


「今ここをタ~っと走って行きよった。あいつ二本足で跳ねるから早いねん」
私たち二人「えーっ、見てない。見なかったよ~」「わしはもう何回も見てる。そこに住んどるんや。」


そして今日、大正川の飛び石の所で出会った奥さん(初対面)とカモの話とかヌートリアの話をしていたら、その奥さんが「キツネも安威川の方にいるねんて。朝早く来る人が何人も見た言うてはる」と言うのです。「私ら10年以上も前から来てるのに一度もみてないです」
そんな話をしたのでした。


キツネ、見た~い!!!




さて今日の花はどこにでもあるセンダングサ


秋以降に草むらに入ると服に尖った実がいっぱいついてくるアレです。
オオオナモミ、イノコズチと並んで三大ヒッツキムシ(私が言ってるだけです)の一つですね。


アメリカセンダングサもありますが、花の特徴から言ってこれはコセンダングサだと思われます。


コセンダングサ


頭頂に花が咲きます。筒状花ですが、ちょびっと白い舌状花が混じるのがあります。

花の大きさは直径1cm弱です。


コセンダングサの花



それからこれもどこにでもあるエノコログサ、別名ネコジャラシ
植物図鑑には3種類出ています。


それで捜しました。


まずこれ。エノコログサ


エノコログサ


次にこれ。キンエノコロと思われます。
図鑑に「花序の先はあまり垂れ下がらない。小穂の剛毛は黄金色。」とあり、そうではないかと思うものです。上のエノコログサとは明らかに違います。
今日キツネを探しに土手に上がったら水みらいセンターの垣根の外にありました。


キンエノコロ


そしてもうひとつがこれ。アキノエノコログサだと思われます。
図鑑に「大型で、花序の先は垂れ下がる」とあります。
これは数日前に河川敷に少しだけ生えていました。


アキノエノコログサ