安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

カミナリハムシとか

暑いです。
まだ4月で夏日。
午前中、土をふるったりしていたら、汗かきの私はもう汗が流れます。
7月、8月はいったいどうなっちゃうんだろう。
半年は夏、
と思っていた方がいいですね。




2~3mmの小さい花を撮ろうとしてカメラを近づけると、その横に小さな虫を見つけることがよくあります。


このところ、続けて体長1cm足らずの虫を3匹見つけました。


1匹目。
ヤエムグラの花を撮ろうとした時、カラスノエンドウに止まっているのが目に入りました。
5~6mm位かなあ?



緑っぽい光った羽がきれい。


「小さい甲虫の仲間」とか、いろいろ言葉を変えて検索していってもなかなかぴったり来ません。それで、パソコンの映像をスマホで撮ってGoogleレンズに聞くと、出てきたのが
カミナリハムシ


カミナリハムシで検索すると、カミナリハムシの仲間はアカバナカミナリハクシとかアザミカミナリハムシとか国内では15種類あるということです。外見だけで見わけるのは難しいが、食卓が違うのでそれで見わけることができるそうです。


でもカラスノエンドウが食卓というのはなさそうなので、とりあえずカミナリハムシでよしとします。



2匹目。


これもカラスノエンドウに止まっていました。
1cmはないかな。



足とか毛深い感です。


やっぱり羽が薄茶色に光っています。
「コガネムシの仲間」で捜しましたがなかなかみつかりません。
「オスは頭部・胸部が黒色で、上翅が茶色茶色、灰白色の長い毛がある」というので、
ウスチャコガネではないかと思いました。
芝草に発生して成虫は4,5月にのみ見られるとのことです。
(昆虫エクスブラーラ、昆虫図鑑)



3匹目。
やっぱりこれもカラスノエンドウにいました。
クモです。1㎝位。



ヨーロッパキシダグモというのが一番似ていると思いました。


この種類のクモは、オスがメスに求愛のプレゼントをする習性で有名。たいていの場合はハエなどの昆虫を、網で丁寧に包んで贈るのだそうです。


オスから贈り物をもらえなかったメスは、贈り物をもらったメスの6倍の確率でオスを餌にしたんだそうですよ。


共食いされないためにオスはメスにプレゼントを贈るって。こういうのって、たまたまプレゼントしたオスが食べられずに交尾できたっていう噂が広まって、種族のオスの習性になっていったっていうことなんでしょうか?


何だか切ないような・・・


虫は草より見分けが難しいです。
でも知りたくなるんですよね。「あなたのお名前は?」って。