安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

多分フタスジナメクジ

だいたい一足先に出る夫からラインで「ナメクジって角ある?ナメクジか殻のないカタツムリか? 放水口のちょっと過ぎた所に何匹もいる。」と言ってきました。私はもう放水口で折り返していたのですが、戻って放水口から先へ進みました。


いたのはこれです。
カタツムリは ♪つのだせやりだせめだまだせ♪ なんて歌にもなって可愛がられていますが、ナメクジを好きとかかわいいとかいう人はあんまり聞いたことないです。私も好きではないし、しげしげと見ることはないです。
このナメクジはヌメヌメ感がなくてきれいでした。いつもみるのよりしっかりしてて。
7cm位かな。確かに角がしっかり出ています。



ナメクジにも種類があるのかなと、調べてみるとナメクジのことをあれこれ書いておられるブログがいくつもある中で、「ほとんど0円大学」というHPの「珍獣図鑑」のコーナーにナメクジを研究している京都大学の動物生理学者宇高寛子さんの記事があり、面白かったです。なぜナメクジを研究するようになったか?とか。



カタツムリとの違いは殻があるかないか(うん、それは知ってる)。殻が退化したのがナメクジと言える。海の巻貝が陸に上がったときに、海にはたくさんある殻の材料になる炭酸カルシウムが陸には少ないので、継続的に摂るのが難しいから殻を退化させる利点はそこにあったのではないかと考えられるそうです。
ナメクジは2つに大別できて、体の前1/3くらいのところに継ぎ目のある外来種のコウラナメクジ科と継ぎ目のない在来種のナメクジ科。


これはどうみても継ぎ目はないので在来種の方だと思います。


今一番多いナメクジは70年前に入ってきた外来種のチャコウラナメクジだそうで、全国、都会にも分布している。コウラナメクジというのは体の中に甲羅の痕跡があってそこが盛り上がっているというのですが・・・
これはそういう感じもないです。


いろいろ検討した結果、これは在来種のフタスジナメクジではないかと思うに至りました。
フタスジナメクジは黒褐色の線が2本ある、体色は淡褐色、眼と大触角は黒、体調は10cm位になる(10cmはなかったと思いますが)


なんで河川敷のアスファルトのところに何匹もいたんでしょうね。





雨降りが続いた間に安威川の方の草は刈られていましたが、今日行ったら大正川も刈ってありました。乾草のいいにおいがします。


    


アオサギの幼鳥(だと思います)とカルガモがいるところに、ヌートリアが近づいて、どうするのか見ていたら、ヌートリアはちょっとの間カモの方を見ている様子でしたが、やがて通り過ぎていきました。