安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ネズミモチ or トウネズミモチ

今朝は出かけたものの合流点でのラジオ体操が終わったころから雨が降り出し、短コースで帰って来ました。


昨日はお日様が出ていて堤防だと日が当たるので、河川敷は雨の影響がどうかなと思いましたが河川敷を選択しました。その結果・・・滑って歩きにくかったです。河川敷に作られている通路は、アスファルトのところと小さな石を固めたようなところとあるのですが、この石が滑るのです。靴にもよるのでしょうが、私の歩き方は蹴って!蹴って!なのでよけいに滑るのでししょう。.


環境センターの土手沿いのネズミモチがたくさん青い実を付けています。



でも一部に実がまばらにしかついていない所がありました。実が大きくならなかったような感じ?。
枝だけになっている所もありました。虫が食べたんかな?


  


これが普通。


ネズミモチのことを調べてみました。
ネズミモチの名前の由来は、熟した黒い実がネズミの糞に似ていて、葉っぱがモチノキに似ているからだそうですよ。
そして初めて在来種のネズミモチと中国から来たトウネズミモチがあるのを知りました。


見わける方法の一つが、葉っぱを裏から透かしてみると、葉脈が透けて見えるのがトウネズミモチということだったので、今日葉っぱを調べてみました。


左は表から見たところ。右は裏を向けて透かしてみたところ。葉脈がはっきり透けて見える            


   


ネズミモチの葉とトウネズミモチの葉を比べてみないと、ほんとの所はわからないですが、
これはトウネズミモチかもしれないと思いました。


実の形もトウネズミモチに近い感じがします。熟してからの実の状態にも違いがあるということなので、熟したらまた観察します。


実は少し甘くて食べられる。鳥も大好き。だから私たちはレンジャクが来たらいいなあと思っています。


「日本薬学会」のHPに出ていたネズミモチの効能


果実を乾燥したものが生薬ジョテイシ(女貞子)。強心、利尿、緩下、強壮薬として古くから用いられ、肝臓、腎臓、腰、膝を強くし、精力も養い、若白髪や月経困難にも効き目があるとされている。現在でもジョテイエキスは滋養強壮を目的としたドリンク剤やカプセル剤に配合されている。果実(女貞子〉酒としても長年親しまれてきた。樹皮は風邪の熱に、抗菌作用のある葉は女貞葉として解熱に、根は女貞根として咳治療に利用。漢方処方の二至丸(ニシガン)はジョテイシと旱蓮草(カンレンソウ)からなるもので、視力低下、目のしょぼしょぼ感、かすみ目、足腰の重感無力感、若白髪に用いる。


ビックリ! ビックリ!  知りませんでした!
白髪に効くって。若返りの薬? (不老長寿薬とあがめられているそうです)


でも今はネズミモチ由来のジョテイシは市場ではみられなくて、トウネズミモチの方のジョテイシが流通しているそうです。
もともと輸入して排気ガスにも強いのでたくさん植えられたが、あまりに繁殖するので、今は生態系被害防止外来種(旧「要注意外来生物」)に指定されています。


「コーヒーの代わりに飲むってかいてあるよ。」
「いらんで。ねずみのふんなんて飲みたない。」