優曇華の花
今朝こんなもの見つけました!
庭のブラックベリーの葉に着いた変なもの。
細い糸状の物はよく見えなくて、白い球が宙に浮いているように見えます。
拡大してみると、こんなもの。
調べてみると、これは「優曇華(ウドンゲ)の花」と呼ばれているクサカゲロウの卵だということです。(クサカゲロウのクサは草かと思いましたが、臭で、成虫には繊細な羽に似合わぬ特有の強い悪臭があるのだそうです。)
優曇華というのは、インドの想像上の植物で、3000年に一度花が咲き、その時は如来が世に現れると言われているのだそうで、めったに見ることがなく珍しいということであり、またとても卵だとは思えず、花が咲いたように見えることから優曇華の花という名前がついたようです。
クサカゲロウは夜行性で、成虫は灯りに飛来する性質があるので、植物だけでなく電灯の笠とか、いろんなところに産卵するそうです。
調べていてJATAFF(公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会)というところのHPに行き当たりました。
そこに興味深いことが書かれていたので紹介したいと思います。
クサカゲロウの幼虫は、アブラムシなどを捕食するので「農作物害虫の有力な天敵として、欧米では天敵販売会社の主力商品になっている。大量増殖した卵が売られ、日本でもその利用開発研究が開始されている」のだそうです😲
(別の所に「生きた農薬と言われている」という記述もありました)
何でこんな卵を産むかと言うと、「雌が腹の先から葉面に一滴の液を落とし、腹を持ち上げるとそれが糸状に伸びて固まり、その先端に卵を産む。」とのことです。
クサカゲロウの幼虫は、草の上をひょこひょこ歩く小さなゴミのかたまり。大きさは数ミリで、パッと見はゴミにしか見えないけど活発に歩いている。よく見ると足がある、と言うんです。食べたアブラムシの殻を背中にしょってるんだそうで、アブラムシに近づきやすいカモフラージュだとか。
幼虫はアリジゴクとよばれているそうです。
成虫も幼虫も見てみた~い😍。
卵から目が離せません。
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