安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ホシゴイ(星五位)

昨日は雨だったから今日も又堤防歩き。


水みらいセンターの放水口でラジオ体操。


放水口近くで久しぶりにゴイサギの幼鳥ホシゴイを見ました。
ホシゴイは3年かかって成長になるんだそうです。初めは黄色だった虹彩が赤くなって、羽も青くなっていきます。このホシゴイは目が赤いし、背中の羽は星がなくなってきていますから、2歳~2歳半くらいでしょうか?




ゴイサギって漢字にすると、五位鷺って書くんですね。ホシゴイは星五位。
何で? と思いますよね。何? 五位って。
ホシゴイの星は白い星のような点々があるからだとわかりますが、五位ってどういう意味?


「ゴイサギの由来」で検索してみると、ありました。
平家物語の巻第五にある 朝敵揃え(ちょうてきぞろえ)の段だそうです。原文を紹介して訳してくれているブログもあったり、いろいろですが、比較的簡単に解説してある「週間長野記事アーカイブ」に書いてあるのを転載します(許可とっていませんが、ごめんなさい)


(ある夏の日、時の帝が家臣たちと神泉苑で夕涼みをしている時、1羽の鷺を見つけ、蔵人に捕らえるように命令した。鷺は逃げ回ってつかまらない。そこで蔵人が「勅命であるぞ」と叫ぶと、鷺は羽を垂れ、神妙に地に伏したので、抱き上げて帝に差し出した。帝は深く感じ入り、鷺と蔵人に五位の地位を授けた、勅命で鷺を放つと、うれしそうに舞い上がっていった。)


それが五位鷺の由来だそうです。
他にもいろいろな解説がありましたが、平家物語からきているというのは同じです。


ゴイサギも滅多に見ませんが、安威川でも見ることはこれまでにもありました。
ホシゴイは去年ガランド橋の下に2羽いて何度か見ました。



鶴野の土手の外側の斜面に咲いていました。ビヨウヤナギ(美容柳)。
雄蕊が長い。