安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

オオカワヂシャもナルトサワギクも特定外来生物😣


昨日用事でいつもは通らない道を通っていたら、こんな貼り紙に気が付きました。大きな和風のおうち(この辺で言う「地の人」のおうち)の塀の下が水のない水路になっているんですが、その中に立っている「環境創造宣言都市」の看板に貼ってありました。水路に吸い殻捨てる人がいるんでしょうね。


この辺は古い集落(江戸時代の地図にも載っている)なので、ここで生まれ育った方の言葉遣いですよね。


                                         
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今春初めてのカワヂシャ(川萵苣・・・難しい字だな)。まだ小さい。
ということで『花と草で見わける野草』を見たら、オオカワジシャというのもあり、こっちは葉に鋸歯がないのでわかる、と書いてありました。


えっ、オオカワヂシャ?
もっと調べると、カワヂシャは環境レッドリストに載ってる準絶滅危惧種で、オオカワヂシャは特定外来生物なんだそうです。交雑種のホナガカワヂシャというのもあるのだそうで、あらま、どれなんだろ? と悩んでいます。


花の色と紫いろの筋が濃くて、葉の鋸歯が小さくて目立たない、という気がするので多分オオカワヂシャなのではないでしょうか?


何年か前に合流点の大正川の川淵で背も高く大株になっているのを初めて見てからは毎年見ているのですが、カワヂシャと思っていました。



                        


街中の川の河川敷は多分どこも似たようなものなのでしょうが、圧倒的に外来種が席巻しています。在来種を追い詰めて絶滅危惧種化していってるのはどうしたもんでしょう。
花はそれぞれ可愛いですが・・・



1月にハナノボロギクではと紹介したこれ。(前に書いたのにどこかにいってしまった分)
1月に見たのは小さな一株でしたが、今はそこここに広がって、大株に育っています。



多分ハナノボロギクではなくて、ナルトサワギク。
アルカロイドの一種であるセネシオニンやセネシオフィリンを含んで草食動物に対して有害ということです。
周年開花でどんどん増やす、ということで特定外来生物に指定されていて、駆除対象です。
オーストラリアでは大繁殖して年間20万ドル被害が出ていると環境省の所に書いてありました。うーん😓 


でも植物が勝手に来たわけではないのだから。人間がしたことの結果だからねえ。