安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ついに判明!それはフクラスズメの幼虫だった!

先日名前のわからないちょっとだけ毛のあるイモムシがいたカラムシ。今日はもういません。蛹になっていないかと捜しましたがわかりませんでした。


カラムシはどこにでも見かける雑草です。きれいな花が咲くわけでもありません。だからあのイモムシを見つけなかったら注目することはなかった草です。


これが『小千谷縮』や『越前上布』の材料の苧麻のことだとは知りませんでした。
ウィキペディアによれば、カラムシは有史以前から繊維用に栽培されていたものが野生化したもので、日本書紀に持統天皇が栽培を奨励したのだそうです。戦国時代、上杉謙信もこれで大儲けしたとありました。とても商品価値があったのですね。


「へえー!」です。
今は誰も振り向きもしませんが、一番涼しい繊維だということで、見直されてもいるようです。


イラクサ科カラムシ属
花言葉は私はそんなに興味はないですが、「あなたが命を絶つまで」と「ずっとあなたのぞばに」が有名なんだそうです。


花です。
上の方にあるのが雌花。下のあるのが雄花。肉眼では粒粒がついているようにしか見えません。



もう少し大きくしてみても


雌花



雄花



そして、そして


ウイキペシアを読み進んで行ったら、「集まる昆虫」という見出しがあって、そこを見ていくと、あったのです!!


あの芋虫。
フクラスズメの幼虫でした
やっぱりスズメガの仲間でした。
「危険を感じると頭部を反らせ、緑の液体を吐き出しながら(これはわからなかったけど)頭部を激しく横に振る。」とあり、「これだ!」
動画はUPできないけど、激しくゆすっていた、アレです。


フクラスズメで検索すると、出てきました。動画がいくつも。
みなさん注目するんですよね。不思議な行動とか、イヤイヤ行動とか、
「見よ、この横ヘドバンを!」というのもありました(w)ロックで激しく頭を上下に振るのと似ているというわけです。上下でなく横に振るから「横ヘドバン」ほんと激しくふりますからねえ。
私たち尾っぽと思いましたが、振るのは頭でした。


超有名な芋虫だった!
ということです。