安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ヤブマオ&雷魚




カラムシ(茎蒸)かなと思ったのですが、帰って『花と葉で見わける野草』の本を見ると、花が違います。
葉っぱもカラムシは互生ということですが、これは対生で、荒い鋸歯です。カラムシはそろった細い鋸歯ということです。


今日近くにある花が咲いていないカラムシと思っていた方をよく観察しました。



これは葉が互生で、鋸歯も細かくて揃っています。これがカラムシでしょう。


この辺にあるこの植物がカラムシと知ったのは、数年前になると思うけど、触ると激しく首を振る派手なフクラスズメガの幼虫がここにいて、この幼虫の食卓がカラムシということからです。
それまではただの雑草という認識しかありませんでした。その時にこれが麻の繊維を採る苧麻と同じものだと知りました。
『花と葉で見わける野草』には「上杉謙信はカラムシで越後上布を作って軍資金を得た」と書いてありました。


じゃあこの白い花が咲いている方は何なのか?
これはどうもカタバヤブマオ(片葉藪苧麻)らしいです。ヤブマオというのもいろいろあるらしいので、とりあえず本のカラムシの隣のページにあったこれにしときます😅
ヤブマオは上部の花穂は雌花、下部の花穂は雄花を付けるということです。
今度またよく観察しようと思います。




今日はジャコウアゲハ、オスとメスがいました。
ジャコウアゲハはアレチハナガサが好きらしいです。近くにヤノネボンテンカが咲いていますが、そっちで蜜を吸っているのを見たことがありません。


オス



うまく写っていませんが、メス。



今日は珍しい(私にとっては)ものを見ました。
2匹います。


帰り道、平和公園の下付近で川をみながら夫が手招きしています。「雷魚」と言っています。写るかどうかわからないけど、と言いながらシャッターを押したら写っていました。
時たまルアーで狙っている釣り人が(大体若い人)いますから、いるんだろうとは思っていましたが、見たのは初めてです。夫は子どもの頃捕まえたと言っていますが、私は水族館以外で見たのは人生初めてでした。