安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ヘチマのたわし使っています

雨、多いです。
雨でも歩いている人はいますが、私たちは歩きません。
いつも歩いている時間を本を読むか寝るかします。


今朝は雨ではなかったので歩きに行きました。河川敷は多分ダメだろうと堤防歩きです。


アゲハチョウは全部羽化しました。よかったです~。



さて、これはヘチマのたわし。



台所で使っていたナイロンたわしがマイクロプラスチックを流していると聞いて、亀の子たわしと布で洗うようにしていました。
そのうち「そうだ、ヘチマだ」と思いついて、庭の広い友だちに作ってもらいました。
カリカリに乾かして皮を剥きタネをを出しました。


小学校の低学年まで住んでいた村は、水田があまりできない土地で、農家の人たちは陸稲、小麦、ヘチマ、落花生などを作っていた記憶があります。桑畑もあって、お蚕さんをしている家もありました。「お蚕様」って様を付けてましたね。
向かいのおうちも、季節になると座敷を全部お蚕の棚にして、飼っていました。いつもザワザワザワザワとお蚕が桑を食べる音がしていました。


通学する道の両側の畑に落花生を作っていて、葉っぱを千切って揉むと「スイカのにおいがする~ 」と言って、よく嗅ぎながら歩いたものです。


ヘチマは背の高さ位の棚をはりめぐらして、そこからヘチマがぶら下がっていた光景を思い出します。
鹿児島出身の80代の友人は、ヘチマの若い実を食べたそうですが、私は食べた記憶はありません。うちが作っていたわけではないので食べていないだけで、栽培していたおうちでは食べていたかもしれません。


小麦をよく作っていたので、うどんの製造をしている所があって、小麦を袋に入れて持って行くと、うどんにして届けてくれたものです。よくうどんを食べました。
うちは農家ではなくて村のお寺で、本堂の裏の空き地で小麦を作っていましたから。


ヘチマのたわしのことから昔の風景を思い出して書きました。