安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

トンボのタンデム飛行

今年初めて交尾したまま飛んでいるシオカラトンボを見ました。



子どもの頃から名前も知っているシオカラトンボ。黄色みを帯びているのはムギワラトンボと呼んでいて、違う種類かと思っていましたが、去年初めてシオカラトンボのメスがムギワラトンボだと知りました。


交尾しながら飛んで来て、道の上を三回移動し、草に移動し、どこかへ飛んで行きました。
夫が「飛ぶときにどっちが主導権あるんやろ」と何回も言います。
「さあ?」


調べました。


「昆虫など生物から世界史までを本とwebで。一色出版」というHPにトンボの交尾について詳しく書いてありました。


「トンボのオスの生殖口はお腹の末端にありますが、ここから直接メスの生殖口へ精子を渡すわけではない。オスは腹部の基部近くに副性器をもち、一旦、生殖口から精子を副性器に移す。


なるほど。このトンボの体の様子は、いつも拝見しているトンボ大好きさんのスケッチで見ていました。副性器って何だろうと思っていましたが、そういうことなのね、と納得しました。


「オスがメスを確保すると腹部末端にあるハサミ状の把握器でメスの頭部あるいは胸部をしっかりつかむ。」


写真をよく見る。
うん。掴んでいるように見える。


「メスは腹部を前方へ折り曲げて、生殖口のある腹部末端をオスの副性器にくっつけることによって交尾が成立する。」


また写真をよく見る。
うん。オスの翅の下あたりにくっついているのがわかる。


「この交尾の姿は独特であり、オスとメスでハート形を形成するため、とても良い絵となる。」


たしかに。


「ただ、オスがメスの首ねっこをひっつかまえて交尾しているというなかなかハードな状況であるとも言えるかもしれない。」


同意していないかも?


「交尾時間は種によって異なり、数秒のものから6時間弱かかるものもいる。」


去年イトトンボは長いって読んだかも。何でも忘れるから不確かだけど。


「交尾後もオスはメスをつかみ続け、産卵するまで解放しないこともある。」


他のオスにとられないようにらしいけど、
メスはそっくりかえったまま何時間もはしんどいやろなあ。
夫は「しつこいなあ。訴えられるぞ。」言うてます^0^


よく見かける一緒に繋がって飛んでいるのを、タンデム飛行と言うんだそうです。




花火みたいなノビルの花が咲き始めました。




ツルバラのシーズンが終わって、この間からアンジェラとバレリーナの剪定を何日もかけてしました。やっと一段落です。