安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

平和公園

今日は、長崎に原爆が落とされた日。6日は広島の原爆の日でしたし、15日は終戦記念日8月はいつもに増して、平和を考える時です。


そこで摂津市の平和公園のこと、平和の取り組みについて載せます。2017年8月号の摂津広報誌が、「市民が見た戦争/平和への取り組み  戦争の記憶を忘れない」という特集を組んでいますので、それを参考にします。


ブログを始めた初めの頃に「平和公園のアガパンサス」を載せましたが、平和公園は1986年(昭和61年)に市制20周年の記念にできたものです。写真に写っていたカリヨンのアーチの両側には摂津市の『平和都市宣言』が英語と日本語で刻まれています。



平和都市宣言が制定されたのは、1988年(昭和58年)です。1999年(平成11年)に「核兵器廃絶」が書き加えられました。


<平和都市宣言>


 私たちは、憲法で戦争を放棄し、世界
の恒久平和の実現に貢献することを誓っ
ています。
 しかしながら、世界各地では武力紛争
が絶えず、とりわけ核兵器は、人類のみ
ならず生命の宿るすべての生存を脅かし
地球環境を破壊するものであり、核兵器
の廃絶が強く求められています。
 国際社会の新たな秩序と安定が求めら
れている今日、国籍や民族、宗教の違い
を認め合い、平和のうちに生存する権利
並びに人間としての尊厳および幸福追求
の権利が尊重されることが全人類の切実
な願いになっています。
 ここに、摂津市は国内外の平和を愛す
る人たちとともに非核・平和を訴え、こ
の地球から核兵器をなくし、人間として
ともに生きる喜びがあふれる社会の実現
に積極的に取り組むことを決意し、憲法
を守り人間を尊重する平和都市になるこ
とを宣言します。
昭和58 年3 月30 日
 ( 平成11 年4 月1 日改正


平和公園には他に1988年(昭和63年)に建てられた「祈る子の像」
があります。
日本の未来を担う子どもたちの幸せと世界平和を願い、国際児童年10周年を記念して建てられた像です。去年の4月に撮った時は千羽鶴を持っていました。どなたか市民が折ったものでしょうね。



祈る子の像 祈る子千羽鶴





また、その左の方には「被爆石」も展示されています。広島市から譲り受けた
もので、原爆で被爆した旧広島市庁舎の階段の石と間知石(けんちいし)
だそうです。当時の広島市長荒木武氏のメッセージが横にあります。


被爆石




<修学旅行は広島>


私の息子たち(昭和49年生まれと昭和53年生まれ)もそうでしたが、市内全小学校の6年生は、毎年、修学旅行は広島に行きます。「事前に原爆ドームや資料館、平和に関する史跡などを調べ、調べたことを現地で深めています。ここで見聞きしたり学んだりしたことを、12月8日を中心に各校で行われる平和集会で下級生に向けて発表しており、摂津市の小学校の特色の一つとなっています。」ということです。


<8月6日は平和登校日>


<広島・長崎の平和記念式典に市民代表1名が参加>
1985年(昭和60年)から広島に。平成21年からは1年交代で長崎にも。


全国の他の市町村にはどんな取り組みがあるのでしょう?
平和登校日は大阪でもやっていない所もあるようなんだけど。
子どもたちが平和について学ぶ機会は大事にしたいと思います。


私は今日は9日なので、「九条の会・摂津」の9の日活動に参加してきました。