安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

セイヨウヒキヨモギとツルマンネングサ

  
今朝も電線に1羽、巣に1羽カラスのいるのを確認しました。
電線にいるのがオス、巣にいるのがメスということでしょうね。


    




アカツメクサ(これは別名で、正式名称はムラサキツメクサだとわかりました。私はずっとアカツメクサと呼んでいました)やナヨクサフジが背比べをしている中に、「遅ればせながら、私も負けないわよ」という感じでセイヨウヒキヨモギがぐんぐん伸びてきて咲き出しています。毎年咲きます。
これは私の持っている『花と葉で見わける野草』には出ていません。ネットの『松江の花図鑑』によると、ヨーロッパ西部原産の帰化植物。高さ40cmほどになるということですが、ここでは競争でみんな背伸びしているので、測っていませんが、50cmくらいは十分あると思います。ヨモギやコメツブツメクサ(少し前に土手にいっぱい咲いていると載せました)に寄生し自分も光合成する半寄生植物だそうです。



ヒキヨモギというのもあるということですが、見たことありません。



帰化植物と言えば、特定外来生物にしていされているナルトサワギク。放水口の近くで小さな株を初めて見たのは1月でしたが、今やこんな大株になって、しかもずーっと広がり続けています。もう合流点近くまで来ました。そのうち大正川にも入ってくることでしょう。
周年開花ということですから、やっぱりすごい繁殖力です。





今日はもうひとつ黄色の花。
合流点の岸と土手側に生えています。



近づいて撮ったら、アリがいました。



マンネングサ(万年草)の仲間。
花は直径1cm位かな。マンネングサもいくつかありますが、オシベの葯が黒っぽい特徴からツルマンネングサではないかと思います。
大きくしてみると、蠟梅みたいな透き通るような淡い黄色で、上品な印象です。
挑戦、中国東北部原産で、古くから日本に帰化していたと考えられているということです。





もうひとつ黄色い花がたくさん咲き出していますが、今日はもう9時なので、それは明日にします。