安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ヌートリア

合流点でラジオ体操が始まる前に川を見ると、「うわっ、サギめちゃいる!」
今日の夜明けは6:17、日の出は6:44。まだ少し薄暗いところにダイサギ、コサギが集まっていたので、急いでカバンからカメラを出して撮りました。


その後、私の気配でかどうかわかりませんが、2.3羽を残して飛び立ちました。でもグルっと廻ってまた同じところに戻ってきました。


写真で数えてみたら35羽かな? これほど集まっているのは初めて見ました。



次はカワウの集団。上流からきて貨物道路の橋の上あたりを何周か旋回してから川に降りました。いつも思うのですが、「絶対リーダーがいるよね。」って。


「烏合の衆」って無秩序な集団のことを言いますけど、カラスがほんとにそうかどうかは知りませんが、カワウは集団行動をとるときはリーダーはいると思ううんです。


  


降りたところ。向こうの岸近くに降りて、だんだん真ん中に出てきました。
何羽いるでしょうね。みんな同じ方向同、右を見ています。



そうして、一斉に向きを変えます。誰かが「左向け、ひだり!」って言ったみたいに。
狩りはしていません。今は狩りはせずにみんなでくっついています。
これは何なんでしょう?


夫が言うには「フrミンゴもおんなじことするなあ。同じ方向見て一斉に向き変える」
BSの『ワイルドライフ』か何かで見たんでしょうけど。
なんかありそう。



次はいつもの中州。
何だかもっこりしたものがいます。日が出たばかりでシルエットですが、ヌートリアでした。加工して少し明るくしました。


ヌートリアは安威川にも大正川にもいます。けっこういます。何年も前、最初に見た時そばにいたどこかの人が「カワウソや」と言いました。「絶滅したのに?」と思いました。
そしてそれは後でヌートリアだとわかりました。
繁殖してるので子ども連れを見ます。去年は平和公園の下あたりで、4匹連れているのを見ました。


ウィキペディアによると戦争中毛皮で航空隊の服作るのに飼育したとか。
今は増えていろいろ害もあるといいます。稲の根元を食べてしまうとか、ため池の土手に巣穴をいっぱいあけてしまい決壊したとか。
あんまり警戒心がなくて、50センチ位に近づいても平気でお食事してたりします。
個体によるのかもしれませんが。



中州には他に時々いるこの2種類の小さい鳥。
右は多分イソシギ? 左は〇〇チドリ。なかなか特定できません。


  


ガランド橋まで戻って来たら、ここにもヌートリアが泳いでいました。
子どもみたいですね。