安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

白花のワルナスビとヤブガラシ

夕べも雨が降ったので、河川敷はだめだろうと今朝は土手歩きでした。
摂津高校の入口あたりの土手に、白花のワルナスビが何株も咲いているのに気づきました。
ワルナスビは河川敷ではまだあまり見かけないですが、土手は、特にガランド橋からの大正川右岸の土手はかなり群生しています。
でも真っ白な花は初めて見た。


白花のワルナスビ


防領橋のちょっと上の土手にヤブガラシが咲いていて、写真を撮っていたら「これなんて名前ですか?」と話しかけてきた女性がいました。「ヤブガラシと思います」と言いましたら「辛いのかな?」と言われるから「いや、繁殖力がおおせいで回りを枯らすからみたい」とスマホで検索したのを見ながら話しました😊
私のカメラはちょっとだけ望遠が付いた小さなのなので、接写はきれいにできないですが、花を大きく撮ったのを見ると、とても変わっていて面白い花です。
『松江の花図鑑』というHPで見ると、花が変化していく様子がわかります。


ヤブガラシの花


部分を切り取ったのが下の写真。『松江の花図鑑』に出ている写真と照らし合わせてみると、「左側の花が雄蕊がもうなくなって、花びらがまだ1枚残っている。雌蕊も黄色い。この時花盤に蜜がいっぱいというけど、見えません。真ん中のとその上のは、もう花弁も雄蕊も落ちて、雌蕊も枯れて花盤の色も薄くなっている。」ということのようです。花弁も雄蕊も全部付いている写真を撮りたいです。透明のまあるいのがあちこち付いているけど、何かなあ?


ヤブガラシの花アップ

初めて見たマルバツユクサ

寝る前にみたスマホの天気予報は雨だったけど、雨はあがっていました。でも起きたの少し遅かったので、ラジオ体操と朝食を済ませて9時頃からウオーキングに。そんなことはほとんどないのですが、センニンソウの様子が気になって、行くことにしました。


河川敷はまたぬかるんでいるだろうと思って、青少年広場の方から行って階段をおりました。センニンソウはまだ満開ではありませんでした。こんな感じ。でも少し芳香が。



いつもの放水口まで行きましたが、まだけっこう水たまりがあったので、階段を上って堤防を帰ることにしました。


堤防に出た所で、ハキダメギクよりもっとかわいそうな名前のヘクソカズラが咲き始めていました。かわいい花なのになんでこんな名前かと本をみたら、全身に悪臭があるからだと言うんだけど・・・子どもの頃、ちょっと舐めて鼻の頭にくっつけて遊んだけど臭いと思った記憶がない。実も臭いって。今度確かめなくては。別名ヤイトバナ(お灸の跡に似てる)、サオトメカズラ(早乙女が田植えをするころに花が咲く)こっちの方が良かったのにね。



歩いている堤防はこんな所。左側のこんもりした所が「大阪府中央水みらいセンター」です。朝のウオーキングで会うおじさんがキツネを見たというので、通るときは「いないかなあ」と見て通るけど、見たことありません。



この辺の安威川では、いつも鯉つりのおじさんたちがいます。今日も久しぶりに雨があがったからでしょう。二人釣り人がいました。何か話ながら。「よう降るなあ」「梅雨明けまだかいな」なんてしゃべってるのかも。



おじさんたちをみてからしばらく歩くと、初めて見る花。ツユクサだけど、ちょっと違う。花も小さいし、ツユクサより青が薄くて水色。帰って本を見ると、どうもマルバツユクサらしい。全体に毛が多いって書いてあるし。きっとそうだと思う。


小さな花たち

今日も雨。降ったりやんだり。
夕焼けになっていたけど、明日は晴れるのかなあ。
金曜日、いつも咲くところにセンニンソウが咲き始めていたから、もうだいぶ咲いたんじゃないかなあ?


一輪だけ咲いてたセンニンソウ。いっぱい咲くとあたり一面いいにおい。


水みらいセンターの排水口の脇には、5~6ミリの小さなマルバノホロシが咲いていました。もう実も付いています。今時めずらしくなっている在来種だそうです。前に載せたワルナスビと同じくナス科です。



これはかわいそうな名前のハキダメギク。花びらの先が三つに分かれているところがかわいいですが、畑の強害草と私の持っている『花と派手見分ける野草』(基本、この本で見た花を探しています)にはあります。熱帯アメリカ産で昭和初期に渡ってきたそうです。