安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ヤノネボンテンカというお名前だとわかりました

これ、ずっと「ムクゲやけど、えらい小さいなあ。花も体も。」と思っていました。ムクゲやフヨウは10cmはあると思うのですが、これは半分くらいの5~6cmです。
調べたのですがわからなくて、そのままになっていました。
これは安威川ですが、大正川でも所々にあります。大体背の高さは1m以下です。



それが今回他の事を調べていて、偶然名前が明らかになったのです!
ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)葉が矢じりの形で、梵天・・・インドから来た花というのが名前の由来だそうです。
別名タカザゴフヨウ(高砂芙蓉)こっちは高砂・・・台湾の芙蓉という意味。
どっちがほんとなのか?いずれにしても南から来たということでしょう。


アップにすると




もっとアップして花の中心を見てみると
オシベが下の方で黄色い葯を付けているのが見えます。12本。真ん中の高いのがメシベの花柱。頭は10に分かれるんだけど、ここも花が咲いているように見える。



虫が来て他家受粉してくれるのを待っているんだけど、うまくいかないと?夕方には閉じて、その中で自家受粉する・・・閉鎖花ですって。閉鎖花はスミレが有名ですが、牧野富太郎博士により11科14属19種がリストアップされているとのことです。(松江の花図鑑)
そうだ、キキョウソウも閉鎖花でした。



<オマケ>
これはうちの黄色のコバノランタナ。
切り戻したらたくさん咲いてきたから載せといてあげよう。