安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ギンヤンマ 産卵の季節

帰り道、今日はどのくらいいるかなと?とヤナギルリハムシを見ます。
今朝は交尾しようとしている所を見ました。
虫は大体メスの方が大きいと言いますが、ヤナギルリハムシも若干メスの方が大きいようです。



これが、まだあまり食べられていない(右の端の方に一匹見えますが)枝です。
カワヤナギですよね。だから多分ヤナギルリハムシに違いないと思います。



大正川まで帰って来ると、夫が「お、ギンヤンマ交尾してる!」と言うのですが目があまりよくない私はキョロキョロ。川の上にはトンボが何匹も飛んでいます。


私が見つけたのは産卵中でした。「あれ、オスは何してるの?」と聞くと夫は「こいつはおれのもんだ!って首根っこを押さえてるんや」と言います(笑)


いろいろ検索していたら『神戸のトンボ』というサイトに行き当たりました。


トンボはチョンチョンと水に尾っぽをつけて(打水産卵というのだそうです)産卵しているのを見ますが、このギンヤンマはじっと水に尾の先を、沈めていました。


ギンヤンマは生きた植物、枯れた植物、土の中にも産卵するんだそうです。
植物の上に卵を貼り付ける「植物上産卵」と植物の中に産み付ける植物内産卵とあるんだそうです。
(このサイトはトンボのことなら何でもわかります。すばらしいです。)


私たちが見たのは、水草が浮いている所でしたから、水の中でなくて植物に産卵していたのだと思いますが、上なのか、内なのか? さてどっちでしょうね。


夫は子どもの頃、水色できれいなオスを捕まえるのに、メスを捕まえて羽の所にひもを結んで、ひもの先に棒を結んでグルグル回しながら飛ばせて、オスをおびき寄せ(さからせる、と言ったそうです)捕まえた、と話していました。私はそんなことしたことはありません。




オスは尾をまっすぐにしたり、曲げたりしていました。