安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ヤブカンゾウ 食べました

今朝は雨。夜中には凄いこと雷がなっていました。
勿論、歩きにはいきませんでした。


今、安威川河川敷にはヤブカンゾウ(藪萱草)が咲いています。


草刈の時に全部刈り取られてしまっていたのですが、そこからツンツンと何かの花茎が伸びて来ているのに気が付きました。もっと小さい時に気が付いたのですが、写真は撮りませんでした。刈った時は花芽が出る前だったので、葉のない所から茎だけ伸びているので、最初何かな? と思いました。
この写真は6/29ですが、この頃になると蕾も膨らんで来て「ああ、カンゾウや」とわかってきました。





ヤブカンゾウとよく似てるのにノカンゾウがありますが、ヤブカンゾウは八重でノカンゾウは一重。同じ仲間のニッコウキスゲも一重ですよね。


一日花です。今日咲いたのは明日は萎んでいます。




BSの『大和尼寺精進日記』でカンゾウを酢味噌和えで食べているのを視て、カンゾウが出てきたら今年は少し頂いて食べよ、と思っていました。


少し採って来て食べました。ちょっと甘くておいしかったです(*^-^*)


蕾を乾燥させたのが金針菜で、これは私も聞いたことあります。
薬膳料理にはよく使われる食材で、体調不良を改善するそうです。
「忘憂草(ぼうゆうそう)」という別名があって、「気の流れを改善し、気持ちの落ち込みや憂鬱感を解消し、精神を安定させる働きがある」そうです。
ユリ科ワスレグサ属というのもこれと関係あるのかな。


根も花蕾も漢方薬で使われる生薬だそうです。
いろいろ調べていたら、生で食べたら毒だと書いてありました。知らなかったけど、尼寺でゆがいていたので私もゆがきました。(ホッ。よかった。)


そしてこれも有史以前に中国から帰化した「史前帰化植物」だと『松江の花図鑑』に書いてありました。