安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

実が付くヤエムグラ

この間見たオニグルミの雌花



今日見るとこうなっていました。



ちゃんと受粉できたかなあ。



ヤエムグラ(八重葎)にも実が付いていました。



ヤエムグラの花は小さくて(2㎜位 花びらは1㎜位)なかなかうまく撮れなくて、今日も撮ろうとして、
ふと見ると丸い茶色のものがついている。実だ。
この中にたくさんタネが入っているようです。


ヤエムグラの花は5月から6月に咲くっていろんな所に書いてあるけど、私が最初にヤエムグラの花を撮ったのは、4月5日でした。やっぱり大分早いです。


その時の写真。まだ咲き始めです。



4月19日
もう実ができています。



今日はこんなです。



ヤエムグラは葉っぱや茎だけでなくて、実も「ひっつき虫」です。


日本各地にあって、東アジア、ヨーロッパ、アフリカに分布している史前帰化植物』ということです。稲作が始まる頃に日本に来た植物ということで、すっごくたくさんあるんですよね。田んぼや畑のまわりにあるのはほとんどこれみたいです。
在来種と史前帰化植物の違いがどうやってわかるのかがまだわかりません。


ヤエムグラと言えば、百人一首に
八重葎 しげれる宿の さびしきに
人こそ見えね 秋は来にけり  (恵慶法師)
というのがありますが、これはカナムグラのことだろうと。秋に繁茂するのはカナムグラだから。



実が付いていると言えば
カリンも。
大人の実になると黄色なのに、赤ちゃんは赤い。