安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

モンキチョウに寄生するコマユバチの繭発見!

今日も虫です。イモムシです。気持ち悪いという方は見ないでね。


壊れた橋の向こうで階段昇り降りをした後、何かないかと下を向いて歩いていると、目についたものがありました。(帰り道は何かないかと探しながら歩く)



うん? 何だろ?
ひっくり返してみたら



何だ、この白いもやもやしたのは?


拡大してみると



繭みたい。


「芋虫.com」でずーっと見ていくと、この横に黄色い線の幼虫はモンキチョウだとわかりました。
でも、この繭みたいなのは何?
「モンキチョウ繭」で捜したら出てきました。
「埼玉の農作物病害虫写真集」と言う所に「モンキチョウのコマユバチ類」というのがあって、この写真とそっくりの写真が出てきたのです。


コマユバチというのは世界に5000種、日本には300種いて、チョウ目の幼虫に産卵して、体内で幼虫が成長するということです。


つまりモンキチョウの幼虫に寄生していたコマユバチの種類が成長して外に出てきて(黒い穴みたいのが出てきた所でしょう)、コマユバチの幼虫は蛹になる前に繭を作るということで、ちょうど繭になった所を発見した、というわけです。


「これやこれや」と私が騒いでいると、夫が(今日は夫は歩きに行かなかった)
「あ、それ知ってるわ。学校で青虫を飼っていたら、子どもが「先生何か変なものがいる」と言うので調べたら、飼う前にすでに卵を産み付けられていた幼虫で、寄生していたのはアオムシコバチマユだった。出てくるところを見てゾクゾクした。」
と言ってました。


アオムシコバチマユで検索していたら、ブログ村の昆虫ランキングに出ている「北海道昆虫同好会」というすごいブログにオオモンシロチョウとアオムシコバチマユの凄いことが書いてありました。「脳を支配されたオオモンシロチョウ幼虫はアオムシコバチマユの繭に糸かけを行いそれを守る」って、もう涙出そうなかわいそうな話が展開されていました。
人間の世界にもあるかもです。某宗教団体とか。



今日はもうひとつ大発見(大層な😅)


前に「このあたりにはアメリカセンダングサは見当たらない」と書いたのですが、二ヵ所で見つけました。もう盛りを過ぎていました。何で気が付かなかったのかなあ? コセンダングサとよく似ているから、ないないと思い込んでいる脳は見つけなかったんでしょうね。




葉っぱのような総苞片が放射状に広がっています。コセンダングサにはこれがありません。



見つかって嬉しいデス。


いつも通っているのに気が付かなかったと言えば、レモンバームが2m四方位に広がっていろ所がありました。セイバンモロコシに埋もれていて気が付きませんでした。


変わり映えしないなあ・・・書くことないよなあと思う最近ですが、今日は発見があって良かった良かった o(*^@^*)o