安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

これも「日本の侵略的外来種ワースト100」オオオナモミ


今朝の平和公園上空の空




ヒッツキムシにもいろいろありますが、子どもの頃よく遊んだのはオナモミでしょうか?


しかし史前帰化植物で、在来種と言っていいオナモミは、オオオナモミにとってかわられていて、今はほとんどなくて環境省の絶滅危惧種になっています。


オオオナモミ(大葈耳)→(葈 この漢字、捜して捜してやっと出てきました。カラムシと読むようです。)(大雄生揉)という漢字もありました。
北アメリカ原産で最初に発見されたのは1929年岡山だそうで、
昭和後期にはもうオオオナモミにほとんど変わっていただろうとも言われています。


私の子どもの頃はまだ中期位だから、私が遊んだのはまだオナモミだったと思いますがどうでしょう。



オオオナモミも大正川にたくさんあります。



雌雄同株です。


雄花が上について、その下に雌花がくっついてつきます。
まだ小さい株があって、花が咲いていました。
雄花には花粉がいっぱいです。



雌花
「2本の嘴の先から柱頭が出て・・・」
他より太いトゲがそうなのかしら? よくわかりません。
雌花のトゲトゲの先がみな鉤になっているから、これでひっつくんですね。



オナモミも生薬。
薬になる草がホントに多いですね。
大体毒もあり薬にもなる、という印象です。


詳しいことはこちらでご覧ください。


オナモミ | 日本薬学会