安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

キキョウソウとヒナキキョウソウ

   月曜日に歩きに行った後、3日間熱が出て(コロナ? 予約して火曜日に夕方発熱外来に行きました。症状が出てから24時間以上だから抗原検査でいいだろうということで、検査の結果は陰性でした。結果わかるまでコロナを想定して隔離生活してました。)
その後はずっと雨で、ウオーキングはお休みでした。


 今朝久しぶりのウオーキング。
とってもいい気分。出会えた花もいろいろ。
キキョウソウ、ヒメキキョウソウ、キツネアザミ、ヨナクサフジ、コマツヨイグサ、ヒメジョオン、桑の実、センダンなど、前から咲いているのもあれば、今季今日初めてというのもあって、楽しい散歩になりました。



 雨上がりなので、堤防を行きました。
ラジオ体操は環境センターの裏のセンダンの木の下で、センダンの爽やかな香りの下でしました。センダンは今が満開です。





 ラジオ体操の後は青少年広場へ。
今年もキキョウソウがたくさん生えて来ていましたから、そろそろ咲いているかなと思っていくと、やっぱり咲いていました。


 『花と草で見わける野草』の本には、キキョウソウには「キキョウソウ」「ヒナキキョウソウ」「ヒナギキョウ」が載っています。
葉の形で見わけられるようです。



青少年広場に咲いているのはこれ。
葉が卵型で先が尖っているのでヒナキキョウソウ(雛桔梗草)だと思います。
どの花も茎の一番上にしか咲いていません。一番上にしか花が付かないのはヒナキキョウということで、去年まではヒナキキョウと思ていました。でもヒナキキョウは葉が細いので違うとわかりました。
頂部にしか咲かないのは下の方では閉鎖花で確実に実を付けるようにしているためなんだそうです。







こちらは、帰りに美鈴紙業の前の歩道で撮りました。ここは少し前から咲いていました。
こっちは葉は円形で先は尖っていません。
だからキキョウソウですね。ヒメキキョウソウより花は多く咲いていますが、やはり下の方には閉鎖花が付きます。





色と言い、形と言い、キキョウにそっくりですよね。古代紫? 美しい紫です。
別名はダンダンキキョウ。
私のプロフィールに使っている花です。


北アメリカ原産の帰化植物です。明治の中頃に東京近辺で栽培され、戦後野生化したということです。
河川敷にも咲きますが、この2か所のように、敷石の隙間のような所によく生えています。




<プラス>


 今日は沖縄返還の日です。


 最近、上間陽子さんの『海をあげる』を読みました。
50年で、沖縄は根本的には何も変わっていないことがよくわかる本でした。
優しい語り口ですが、「本土の人たち、あなたたちの問題ですよ」と突きつけられている本でした。