安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

へえー、とても90歳にはみえへんわ

新幹線基地に渡る自動車専用橋の下あたりには細い竹が生えています。多弁メダケ(女竹)だと思われます。


その竹を採りに来るおじさんに今年も会いました。もう90歳だそうですが、とてもそんな歳に見えません。70代にしか見えません。


竹でヨシズを編むんだそうです。ほんとはもっと細いのがきれいなんだけど、細いのはたくさん組まないといけないので、もう面倒くさくなってきて、太くてもいいことにしてんねん、ということです。100本位採るそうです。


こんな感じ。向こうにいるのが90歳のおじさん。
こうやって束ねて正雀まで自転車で持って帰らはるって、すごいねえ。


メダケ


ちょっとお話しました。


昔はな、安威川もきれいでウナギがようけおってんで。
安威川から向こうは生駒まで田んぼばっかり。なあんもなかってん。


どこから来たん?


郵便局の方。平和公園のとこから河川敷歩いてきて、向こうの水出てるとこまで行きます。


汚水や。あこから汚水が出るから栄養があってここの竹が大きいなるねん。


ふうん。


帰りにはもうおじさんはいませんでした。