安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ゴキヅルの実

以前に、ゴキヅルのことを書きました。実が二つに割れて蓋つきのお椀のようだからゴキツル(合器蔓)という名前がついていると。この時は少ししか生えていなかったので、とても貴重に思えたものでした。


初めに見つけた所で実を探そうとしたのですが、コセンダングサに覆われてしまっていたのと、見たのが遅すぎたのか実は見つけられませんでした。
「また来年やな」とあきらめていたのですが・・・


今日は5時45分位家を出て、帰って来たのは8時半頃でした。帰り道、草の中をゆっくり見ながら大道草を食って帰ったのです(*^▽^*) 
そしたら合流点の、安威川の方の川岸にゴキヅルがいっぱい咲いているのを見つけました。今まで全然気が付いていませんでした。ゴキヅルは1年生なので、どこからか種が来たのでしょう。
こ~んなにいっぱいさいてるなんて! めっちゃ嬉しかったです ψ(`∇´)ψ


白いのがゴキヅルの花です。写っているのは全体の1/3位かな?



実が付いてました!
ドングリみたい。



               


まだ青くて、熟していませんでしたが、真ん中できれいに二つに割れて、中に縦に種が二つ入っていました。熟すとこれが黒くなるようです。
下右は家に帰って紙において写しました。
なるほど! 確かに蓋つきのおわんのようです。
乾いてタネが出たら、もっとそれらしくなるでしょうね。


   


ウリ科なので、他のウリ科の植物と同じで、雌雄同株で雄花の花序の下に雌花がひとつ付きます。



大正川にバンがいました。この間いたのは鼻の所が赤いバンでしたが、今日いたのは白赤くないバンでした。



バンの写真を撮っていると、横から3羽の小さいカモがやって来ました。



バンと似たような大きさで、下に緑色の羽が見えたので、コガモのエクリプス(繁殖の必要のないシーズンに雌と同じような地味な色になる)ではないかと思いました。この秋初めて見るコガモです。