安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

カラスウリ、実がなっていました

「白い花が萎んでいるな」とは思ったのですが、見過ごしていました。


カラスウリの花を見つけたのは貨物道路の橋の真下あたり、ラジオ体操をするので立ち止まってよくよく見たのですよね。そしたら「これってもしかしてカラスウリ?」となったわけで。


ところが今朝行きがけ、貨物道路の橋のほんの少し先の(合流点から3番目の水門の)橋にからみついて咲いている白い花、前にも見ていた白い花、これがカラスウリだったのです。


何で最初見た時気が付かなかったのか? 多分ここにカラスウリがあるという意識が全くなかったからだと思います。今まで10年以上も河川敷では見たことないから。こういうのを先入観と言うんでしょうかね。先入観で見ると大事なことを見落としてしまう・・・なんてこと、今までにもあったような気がします。


そんなわけで、たくさん萎んだ花があったんです。



これはほんの一部で、この左側にも右側にも蔓は伸びて居ました。


帰りがけ、よく見ているともう大きくなっている実もありました。



まだ小さいのも



蕾もたくさんありました。
レースの花びらを伸ばすところ、観たいけどなあ。でもあの真っ暗に2時間もはようおらん。



受粉して実が大きくなっているということは、近くにちゃんと雄株もあるということですが、雄花の萎んだのは今の所みつかりません。雄花は萎むと落ちちゃうらしいので、下の方をかき分けてみないと分からないのかもです。



もう俄然楽しみになって来ました。
あのカラスウリの赤い実が見られるかもしれないと思ったら、ワクワクします。


カラスウリの実を割って種を見たことはありません。
その種が打ち出の小槌のようで縁起がいいとか、結び文に似ているから「玉章(たまずさ)」という色っぽい別名もあるとか・・・書いてあります。
結び文はもう縁がないけど、金運は上がると嬉しいから、割って種を出してお財布に入れたいと思います。


カラスウリやキカラスウリの根っこから取ったでんぷんが天瓜粉(てんかふん)になるっていうのは聞いた記憶がありますが、熊本大学薬学部の所に作り方載っていました。自分で作れそうですが、根っこを掘るのは大変そう。