安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ノビルの花が咲いた

一昨日梅雨入り宣言が。例年より3週間も早いって天気予報のお姉さんが言ってました。
風薫るさわやかな季節であるはずの5月半ばにして梅雨入りとは! 


3日ぶりにいつものコースで歩きました。
5時45分に出たのに、帰って来たのは8時15分。放水口までは堤防を行って、帰り壊れた橋の付近で河川敷に降り、ラジオ体操をしました。その後はやたら写真撮って、たくさん道草を食いました(❁´◡`❁)



最初に撮ったのはハタケニラ(畑韮)
ラジオ体操をした所で撮りました。


去年はそんなになかったのに、今年は安威川も大正川もずいぶんあちこちに増えています。
下の写真、白いのがそうです。道ばたでも今年はよくみます。勢力を伸ばしつつあるようです。



近づくとこんな感じで、咲き始めようかというところです。



捜しながら歩いていると、壊れた橋の少し下流で、1個だけ開いているのを見つけました。
開ききった花の直径は1.5cmくらいです。



ニラという名前がついていますが、葉っぱちぎってもニラの匂いはしません。
明治中期頃に北アメリカから園芸用に持ち込まれ野生化している帰化植物ということです。


アメリカフウロも今まで見たよりたくさん花を咲かせていました。
いつもあんまり咲いていないので夜は閉じる花かと思いましたが、そうではないようです。



うまく撮れなくて何枚も挑戦していたのがヒメコバンソウ(姫小判草)です。


わかりにくいですけど、アメリカフウロのなかにブツブツ白い点々があるのがヒメコバンソウ。白っぽくフワーっとしていていい感じ。それより大きい白い点々はアメリカフウロの花。黄色いのはセイヨウヒキヨモギで右上の方のピンクはシロバナテンマが咲いています。



うまくピントが合わせられなくて、大きくしてもこんなですが、小判の形です。ヒメじゃない方はもっと大きいので、しっかり小判の形がわかります。ヒメじゃないのは河川敷ではみません。これもヨーロッパからの帰化植物です。



そして、大正川の最初にノビルの蕾を見つけた所で、「あ、咲いてる!」
最初見たのは1個だけ咲いていました。もう少し辺りを見ていると2個咲いているのがありました。その後3個咲いているのも見つけました。
線香花火みたいで、かわいいです。





かわいい花です。
ムカゴから芽が出るのと、花が咲くのと、何がどう違うのかなあと不思議です。
この花にタネが付くことはほとんどないんだそうです。増えるのはムカゴでふえるようです。


白やピンクのシロバナテンマ、黄色のセイヨウヒキヨモギも増えているし、青紫のナヨクサフジもまだ咲いているし、ヒメコバンソウは白っぽくふわーっとしてきれいだし、ノビルのかわいらしい赤紫のムカゴ坊主もいっぱいだし、濃いピンクのユウゲショウも広がってるし、帰化植物ばっかりだけど、色とりどりで心和む河川敷の散歩です。