安威川の四季プラス

日本中どこにでもある街中を流れる川、
一見何の変化もないような川にも河川敷にも土手にも、春夏秋冬様々な植物や虫や鳥などが生きています。身近な場所の四季の移り変わりを綴ります。

ツバナ

カラスノエンドウが繁茂する中に、アカツメクサ、シロツメクサ(クローバー)がその隙間をぬって伸びてきています。
今朝アカツメクサの花が初めて咲いていました。ここではナヨクサフジは負けています。
シロツメクサも今の所少ないですが咲いています。


いろいろな花が上に上に伸びようとするので、カラスノエンドウは大きい所では腰の高さほどにもなっています。








岸辺のカラスノエンドウはない所で、ナヨクサフジ(弱草藤)が大きくなっていました。
弱草藤って? 全然弱くなくて反映しているのに、なんで弱いって付けたんでしょうね。




アカツメクサもシロツメクサもナヨクサフジも、全部牧草として明治時代に輸入されて帰化したものだそうです。


放水口の近くに咲いていたこれ。立ち上がっていないので、「地面をはうように広がる」という図鑑に書いてある特徴から、多分コマツヨイグサ(小待宵草)だろうと思います。




夫がこれをみて「あ、ツバナや。また取り損ねた。もうあかんわな」と言っています。
毎年言っています。
子どもの頃、まだ穂を出す前のを採って「ガムみたいにくちゃくちゃ噛んだ。甘いねん。」
と言っています。


図鑑で見ると、これはチガヤ(白茅)。ツバナというのは若い芽のことで、食べられると書いてあります。根茎は利尿作用があり漢方薬になるそうです。


これが河川敷では広がらないのです。タネを飛ばすんでしょうに。特定の場所に少し生えるだけです。